中村俊輔に期待しますね。
野球のWBCの話題でサッカーの影が薄くなっていますがファンにとっては大事な戦いです。
予選は1位突破で行ってほしい。
以下、(俊輔攻めてバーレーン破りW杯“王手”(日刊スポーツ) より引用)
日本代表MF中村俊輔(30=セルティック)が、W杯出場を占う大一番を前に「攻撃宣言」をした。28日、W杯アジア最終予選バーレーン戦に臨む。中村俊はあくまで勝ち点3にこだわり「攻撃サッカー」を周囲に求めた。スコットランドで個人的にDVD分析などを済ませ、セットプレーでの攻略法なども会得。マチャラ監督の試合運びも頭にインプットした。試合運びのまずさもあって続いてきた、バーレーン相手の苦戦に、司令塔がピリオドを打ち、前回に続く「世界最速」W杯予選突破に前進する。
考えは明確だった。バーレーン戦の前日練習終了後。中村俊は取材エリアで開口一番、きっぱりと“攻撃宣言”をした。
中村俊 やることは、ほとんど今までと一緒。それプラス、少しリスクを負って、積極的にプレーしましょうってことだよね。ホームで絶対勝つとか、バーレーンとは2勝2敗とか、変なプレッシャーがあるかもしれないけど、雑音に惑わされないで、自滅するような雰囲気にならないように。そのためにも、いい攻撃ができればいい。
勝てば次戦の6月6日ウズベキスタン戦での、W杯予選突破の可能性も浮上する。しかし、敗れれば日本が試合がない4月1日に他国が勝ち点を重ね、プレーオフに回る3位に転落する最悪の状況も考えられる。しかも相手は、この1年で2勝2敗と苦戦を強いられるバーレーン。気持ちが守りに入っても、ムリはない。だが司令塔は、攻撃で主導権を握るサッカーで、勝ち点3をもぎ取ろうと号令をかけた。
もちろん、あおりっぱなしでは終わらせない。中村俊は「変に行きすぎて、カウンター攻撃を許すのもよくない。それは積極性というより、空回り」。グラスゴー出発前夜に、昨年9月6日の同予選バーレーン戦のDVD映像を目に焼き付けた。3得点で前掛りになりすぎて、終盤カウンター被弾でまさかの2失点。当時は「試合後、宿舎に引き揚げるバスの車中が静まり返っていた。みんな悔しかったのだと思う。戦う集団になってきた」と前向きに話していたが、今回も同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。
攻撃に出るべきか、試合を落ち着かせるべき-。試合の流れを読んで、手綱を引き締めるのも、司令塔の仕事と心得る。「精神状態と、プレーの方向性を、みんなで一致させる。ばらばらにならないこと。試合が始まったら、どんどん声をかけていく」と宣言した。的確な指示を出すために、試合展開のシミュレーションも済ませている。
30歳を過ぎて「たとえば『この時間帯であいつ代えたのか』とか、相手の監督がどう出てくるかとかが気になる」と話すようになった。今回もバーレーン戦のDVD鑑賞で、当然マチャラ監督の試合運びも、脳裏に焼きついている。名将の機先を制した手綱さばきで、中村俊がW杯をグイッと引き寄せる。【塩畑大輔】
引用はここまでです。